「新しい東北」先導モデル事業
活動報告
ホースセラピーセミナー(一般公開セミナー)
[1回目]
- 日 時
- 2015年3月4日(水)
- 参加者
- Kふぁーむスタッフ7名
- 場 所
- Kふぁーむ
- 日 時
- 2015年3月5日(木)
- 参加者
- 一般公開52名
- 場 所
- あさかホスピタル(あさかホール)
[2回目]
Kふぁーむでは障害児向けにホースセラピーを実施しているが、ホースセラピーに対する認知度や有効性について世間一般的に周知されていない。今回、有識者である寄田勝彦氏(NPO法人インフォメーションセンター代表理事)を招き師事を頂くことで、地域へホースセラピーの知識や活動が根付くきっかけとしたいと考え、企画し実現に至った。
馬とのコミュニケーションが大切
ホースセラピーの基礎知識、馬の特性を利用したコミュニケーションの取り方、セラピーホースの育成方法等を学んだ。日ごろから馬の飼育に携わるスタッフ達は寄田氏の言動に感銘を受け、真剣に耳を傾けていた。参加者全員が馬と会話する(コミュニケーションを取る)寄田氏の姿に魅入っていた。
命と寄り添う牧場の暮らし~ホースセラピーからみえてくるもの~
地域住民、牧場経営者、福祉法人職員、医療従事者など52名に参加頂いた。ホースセラピーの歴史、現在の取組(日本と諸外国の比較)、役割など基本的知識を学んだ。ホースセラピーの作用・副作用についても学び、長時間の乗馬は命にも係わると寄田氏は訴えた。セラピーを受ける側も、受け入れる側も正しい知識を身につけていなければならないと感じた。
質疑応答では、牧場経営者が抱える現状や問題、障害児の保護者が抱える想いや悩みを話してくれた事により、双方が互いの想いや現状を知る良い機会にもなった。地域が繋がっていくことにより人と人の輪が広がり笑顔も広がる。参加者からも地域にホースセラピーを受け入れてくれる施設がない。Kふぁーむにその環境を作ってもらいたいとのご意見も頂いた。Kふぁーむでもセミナーで得た物を活かし、今後のホースセラピーを一歩ずつ充実した取組にしていきたい。