「新しい東北」先導モデル事業
活動報告
障害理解・農業体験(保育園児)
- 日 時
- 2015年1月26日(月)
- 参加者
- 本宮市立本宮第二保育所 年長15名、教員3名[計18名]
- 場 所
- Kふぁーむ
昨年度、本宮市立和田幼稚園の園児を対象に行った新しい東北先導モデル事業の共生事業を展開する農場における子どもの育成プログラムの内容が、本宮市教育委員会を中心に市内の幼稚園にも周知されている。今回、本宮市教育委員会を訪れ、Kふぁーむで行っている共生事業、障がいや食育について学べる取り組みについてご案内したところ、本宮市立本宮第二保育所年長から申込を頂き、今回のプログラムが実施となった。
「いただきます」その言葉の意味を知る体験
農場見学ではポニーやブタ、ニワトリ等、動物の特性についてクイズを出題しながら案内した。育てられたブタがレストランでお肉になって食べられると説明すると、「可愛そう」や、「大事に育てられてるからおいしいんだね」と子供からの声があった。たまごを使ったクッキー作りでは、目をキラキラ輝かせながら作業に取り掛かった。型の抜き方、成形の仕方でひとりひとりの個性があり、先生も生徒の意外な一面を見る事ができ大変喜ばれていた。 今回の体験では農場のブタがレストランで肉として食べられる事や、たまごが食卓に並ぶまでに沢山の人が関り手間も掛かっている事を知ることが出来、「いただきます」という言葉は頂く命や、関った方々への感謝の気持ちが込められているという事を学んだ。
共生社会を担う子ども達へ
クッキー作り体験ではパン工房に就労されている方と一緒に楽しくクッキーを作る事が出来た。たまご洗いでは「あたためたらヒヨコでてくるかな」と手の中でたまごをあたためる子もいた。子ども達の視点で、違いや個性を受け入れ、共に生きる社会をと考える内容の紙芝居読み聞かせでは、お話の内容に沿って、「周りには色んな友達がいる。けんかしても仲直りして、仲良くやっていくことが大切だ」と、この春に小学校へ入学する子ども達へ向けてメッセージを送った。障害を理解するには難しい年齢だが、今回の体験を思い出し、その意味を理解してもらいたい。