「新しい東北」先導モデル事業
活動報告
障害理解・農業体験(幼稚園生)
- 日 時
- 2015年1月20日(火)
- 参加者
- 本宮市糠沢幼稚園 年長25名、保護者2名、教員3名[計30名]
- 場 所
- Kふぁーむ
昨年度、本宮市立和田幼稚園の園児を対象に行った新しい東北先導モデル事業の共生事業を展開する農場における子どもの育成プログラムの内容が、本宮市教育委員会を中心に市内の幼稚園にも周知されている。今回、本宮市教育委員会を訪れ、Kふぁーむで行っている共生事業、障がいや食育について学べる取り組みについてご案内したところ、本宮市立糠沢幼稚園から申込を頂き、今回年長ひまわり組のプログラムが実施となった。
子ども達の心を育む農業体験・食育・障害理解
子ども達は自然や動物達とふれあいや、たまご洗いの農作業とたまごを使ったクッキー作り体験、個性を知り受け入れる事を題材とした紙芝居を観賞した。動物達の動きや鳴き声に刺激を受け好奇心旺盛にポニーとのふれあいを楽しみ、たまご洗いでは鶏舎で見たニワトリから産まれたたまごを手に取り洗う事、そしてたまごを使ったクッキー作りをする事で、食べ物(いのち)を頂くことへの感謝の気持ちも感じる事ができた。個性についての紙芝居では積み木にも様々な色や形や役割があるように、私達も様々な顔の人がいて得意なものもみんな違う、自分と他の人は違う所があって当たり前だよと伝えた。自分らしさを大切にするため、好きな物や得意なことを自信を持って大切にして欲しいメッセージを送った。
楽しみながら学ぶ
クッキー作り体験ではパン工房に就労されている方と交流を深めながら楽しくクッキーを作る事が出来た。農業体験でははじめてのたまご洗いに「割っちゃったらどうしよう」と不安になる子もいたが、誰一人割ることなくきれいに磨き上げた。磨けば磨くほど綺麗になっていくたまごに感動し作業に熱中してくれた。子ども達は終始笑顔で楽しみながらプログラムに参加していた。参加した保護者からはたまごを大切に洗う姿を見て子供ながらにも何か思うところがあったのだと思う。貴重な体験が出来たとご感想を頂いた。