「新しい東北」先導モデル事業
活動報告
こころのスキルアップ研修2「思春期の子どもとの関わり方 ワンポイント・アドバイス」
- 日 時
- 2013年12月4日(水)
- 参加者
- 安積中学校1年生の保護者33名、教員8名
- 場 所
- 安積中学校
子育てに関しての悩みがつきない親御様へ、子どもとより良い関係を築く方法を伝える
安積中学校様から、中学1年生の思春期の児童を抱える親御様向けに、気をつけなければならないことやアドバイスについてのお話を伺いたいとの依頼があり、現在もカウンセリングの最前線で活躍している臨床心理士の鈴木泰子氏を講師としてペアレントトレーニングの講演が行われました。鈴木氏は、最初に中学生1年生の特徴として、抑制が効きにくい、怒りっぽい、助けて欲しい、この世から消えたい、心配事や悩みを抱えているといった、小学生とは全く違う心境にいることを説明されました。また、思春期の課題を「ゆれる・かわる・きれる」といったキーワードから、自立と依存・心と身体の成長と不安感・ゆれるとかわるが一緒になってきれるなど、その難しい時期についてお話ししました。そして、養育者側は、子どもに対して変化に気づく・見方を変える・当たり前をほめる・出会えたことに感謝することが良い循環をうむことを伝え、自分に余裕を持つことも必要なことであるということ、どうやって余裕をつくるかなどのアドバイスをしました。
保護者の皆様の気持ちを少しでも楽にしていく活動を継続
今回の講演は、子どもと向き合う際のポイントや、ほめる・認める際の声掛けのヒントなど、思春期の児童を抱える親御様にとって、日常生活でも大変助けになるような内容でした。講演終了後、保護者の方からは、自分たちも思春期を通っているのにすっかり忘れていた、聞いた内容を今後の子育てに生かしていきたい、といった感想もお聞きしました。参加された保護者の皆様の気持ちが、少しでも今より楽になって頂ければ幸いです。今回の講演が大変ためになったということ、また是非機会を作って欲しいといった声も聞かれ、今後もこのような講演を学校で行う必要性を感じました。これからも、多感な時期にあるお子様達をお持ちの保護者の方々に対し、子どもとより良い関係を築く方法を学ぶ機会を提供していきます。